7月27日(水)18時~19時過ぎまで、宮地茂記念館205教室において、劉曙麗講師による「中国における企業の研究開発活動及びその決定要因の実証分析」の発表が行われました。
写真はその時の様子です。企業の膨大なデータから、仮説検定を実施されております。
レジュメから結論を転記しますと、
研究開発費は
1 流動資金が多いほど多い
2 負債が多いほど少ない(大型企業は影響なし)
3 小型および私営企業においては輸出が多いほど、多い
4 利潤が多いほど多い
5 同一規模における中華系、外資企業、集団企業が少ない
6 同一所有構造において、規模が大きいほど多い
また、同様にレジュメから、既存研究と比較して、
1 企業レベルのデータを用いていること
2 所有構造を資本支配の実情を考慮して再整理していること
3 資金制約、輸出効果などの要因を扱っていること
興味深いご報告ありがとうございました。
文責 尾田温俊